秘封倶楽部

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夜中の4時 まだ日も上がってなくて、周りが暗い だが、こんな時間だからこそ、非科学的な物、つまり幻想的な物が見れる 蓮子はそんな事を言いながら歩いていく 「メリー!遅いわよ!!」 蓮子はまるで子供のように走りながらはしゃいでいる 「夜中なのに元気ねぇ」 私は蓮子のはしゃぐ姿に呆れながら言う 「何言ってるのよ。今は秘封倶楽部の時間でしょ?早く行かないと終わっちゃうのよ。」 たしかに。 後二時間程すれば日が昇り、秘封倶楽部の時間が終わってしまう 仕方なく蓮子と一緒に走る事にした 「じゃああの山まで走ろうか」 適当に目についた山を指差す 「あの山?古い神社がある山に?」 「古い神社?」 山の方を向き、目を凝らす その途端、木と木の間に大きな結界の隙間が見えた気がした 「目を凝らしてもここからじゃ何もみえないわよ」 「・・・・」 「・・・メリー?どうしたの?」 「何でもないわ。行きましょう!」 蓮子を置いて先に走る 「あ!メリー!!ちょっと待って!!」 蓮子は私を追うようにして走る
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