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険しくて足元が若干湿っている山道
気をつけて歩かないと足を滑らせてそのまま山の麓まで転がっていきそうだ
私が頂上を目指し、ずんずん進んでいくと、蓮子が問い掛けてきた
「ねぇメリー。どこへ行くの?」
「頂上よ。」
蓮子が言い切る前に言い返した
「そりゃ山だから頂上目指すのは当たり前でしょう・・・」
「そんな事ないわよ。山の途中にあるキノコ目当てで来る人や、虫採りに来る人もいるわよ」
「じゃあ私達の目的は?」
「不思議探しね」
今は秘封倶楽部の時間だから当然の返答もしてみる
実際の所、大きな結界の隙間が気になるだけなのだけれど
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