10人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
蓮子は眠たそうにして私について来る
「蓮子大丈夫?すごく眠たそうだけど」
「大丈夫なわけないでしょ!!今はまだ日も上がっていない朝なのよ!」
蓮子は手に持っていた本を開き、何かを書きはじめる
「何を書いてるの?」
答えてもらえるとは思ってないが聞いてみる
「メリーへの愚痴よ。」
「成る程、ラブレターね。」
「何でそうなるのよ!!」
蓮子は顔を赤くして言う
そんなに怒るような事だったかしら
「まぁまぁ、所で今は・・・・」
・・・・
「・・・? どうしたの? メリー?」
私はあまりもの事につい足を止めてしまった
「・・・蓮子、今目の前で起こっている事を正直に言うわ」
だって目の前には・・・
「う、うん・・・。」
物凄く大きな・・・
「今目の前には、とてつもなく大きな結界の隙間があるわ。」
木より遥かに大きな結界の隙間があるから
「とてつもなくって・・・それってこの木ぐらいの?」
「いいえ、それ以上。」
結界の奥には、かつて古びていた神社が真新しい状態で映っていた
そして、そこには紅白の巫女が箒で掃除をしていた
最初のコメントを投稿しよう!