2nd Wing

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「何の用?」 瞳の前に立ち、少し強気に言ってみる。 すると瞳は、上目遣いで見てくる。 「用がないと来ちゃいけないわけ?」 「生憎俺は忙しいからな」 「もぅ!…屋上、行かない?」 「…」 直の方に視線を向けると、シッシッと、手で追い払う仕草をされた。 …仕方ねぇか。 「ほら…行くんだろ?」 「うん!」 俺の後ろをトテトテとついてくる瞳。 …これじゃあ俺が連れてるみたいじゃね? 多分、これも計算済みなんだろうな。
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