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「…隼人」
あたしが歩いている廊下の突き当たりを歩いている隼人。
その後ろには、大人っぽい女の人がいた。
髪の毛は、綺麗な薄い茶色で、綺麗に巻いてあって…スタイルもすごいよくて…。
「美羽?どしたの?」
「紗絵?あ、ごめんボーッとしてた」
五十嵐紗絵。
あたしの中学の時からの友達。多分、一番の理解者。
「…ボーッとしてるとか、頭大丈夫か?」
「はぁ!?何よ、健!」
「心配してんじゃん?」
「嘘つくな~」
山本健。
あたしの幼なじみ。
小さい時からずっと一緒で今はクラスも同じ。
きっとこういうのを、腐れ縁っていうんだろう。
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