2nd Wing

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「…隼人」 あたしが歩いている廊下の突き当たりを歩いている隼人。 その後ろには、大人っぽい女の人がいた。 髪の毛は、綺麗な薄い茶色で、綺麗に巻いてあって…スタイルもすごいよくて…。 「美羽?どしたの?」 「紗絵?あ、ごめんボーッとしてた」 五十嵐紗絵。 あたしの中学の時からの友達。多分、一番の理解者。 「…ボーッとしてるとか、頭大丈夫か?」 「はぁ!?何よ、健!」 「心配してんじゃん?」 「嘘つくな~」 山本健。 あたしの幼なじみ。 小さい時からずっと一緒で今はクラスも同じ。 きっとこういうのを、腐れ縁っていうんだろう。
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