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「ん…」
辺りを見渡す。
俺んちじゃない。
…あぁ、そっか。
「隼人…?もう起きたの…?」
「悪い。起こした?」
「ううん」
夕方こいつん家に来て、そのまま寝たんだ。
時間は夜10時。
さすがに帰るか。
「俺帰るわ」
「うん、じゃあまたね」
ブレザーを羽織り、部屋を出た。
野々宮隼人、高校二年生。
周りからはよく遊び人って言われる。
実際、その通りだし、女なんかとっかえひっかえだし。
成績はそれなりにいい方だし、運動も大体ならできる。
だから、それなりにはモテるし、女には困らない。
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