1st Wing

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「隼人ー!早く起きなさい」 下から母さんの呼ぶ声。 時計を見るとまだ7時になっていない。 「まだ全然だっつーの」 でも俺はちゃんと起きて、リビングへ向かう。 「おはよう隼人」 「ん…」 「ちゃんと挨拶くらいしなさい」 「はいはい」 いつものように挨拶をして、テーブルに座る。 「おはよ、隼人♪」 「…はよ」 「も~朝からテンション低い!」 「美羽が高いんだよ」 俺の真ん前に座っているのは妹の美羽。 春から俺と同じ高校に通っている。
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