はじめに

2/2

9人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
私がなぜこれを書いたか… 「武士」という職業が無くなり100余年、我々の思想、ありとあらゆる事が大きく変わったこんにち。礼儀も形だけ、何の信念、志を持った者が少なくなったと考えます。 現代人の思想する概念は「どちらが得か」、「勝ったもの勝ち」等 世の中の主流の価値観は「拝金主義」となっているのが現状です。 これはこの先変わる事はないと思います。 時代は変わります。その時代に合わせ環境も変わります。ごく自然な事です。 しかし我々日本人の心には変わらない道徳律が存在します。 「恥」「卑怯者」という言葉が今尚残っています。 そして現代の社会において何となく不満に思う根源、根本は何か?? と考えた中、我々の内なる心にある「武士道」の存在だと考えました。 今の時代では確かに古い考えではあるし通用しない概念も勿論ありますが、現代に適合した「武士道」を貫きたいと私は思います。 日本人とはもっと凛として礼儀正しく、言葉・立ち振る舞いも美しい種族です。 私は日本人に生まれ誇りに思います。 18歳の頃より考えてきた「武士道」を新渡戸稲造氏著『武士道』と私が思い描く『武士道』と照らし本作を書きました。 忘れた何かを思い出すきっかけや武士道のもつ「生き方」から何かを掴んで頂けたら大変嬉しく思います。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加