ハジマリ

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  ー 高校2年の夏 ー 「ねぇ、楓。あの人どう思う??」 親友のミカの視線の先にはミカと同じクラスのサトシがいた。 「どうって言われても何が?」 「…実はこないだ告白されて、考えて欲しいって言わてるんだ。」 ミカは小柄で目のくりっとした可愛い女の子だ。告白もこれまで何度もされている。だけど、今まで誰とも付き合ってなかった。こんなこと聞いてきたのも初めてで、正直驚いた。だから、 『もしかして、ミカも少し気になってるのかな』 って思った。
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