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「も~仕方ないわね~」と。
愛は自らのスカートのポケットに手を突っ込んだ。
「自分の酔い止め使うからいいわよ」
「って持ってたのかよアンタ!」
翔太は愛を指差して声を上げた。
「何で持ってるんだよ酔い止め!」
「何よ~私が酔い止め持ってたらいけないわけ?」
「イヤ、そういうわけじゃなくて!
酔い止め元々持ってるんならどうして俺達に酔い止めを持ってるのか聞いたんだよ!」
「だって~……私の酔い止めが減るじゃない?」
「知らねーよ!
つーか、我慢出来るほどの乗り物酔いなんじゃねーか!」
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