夕刻の唄

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「…シロ…」 僕は無性にシロに会いたくなった。 つまらないことで喧嘩して怒って街に出て行ったシロに。 僕の恋人に。 男の子は、僕を下ろしてそっと囁いた。 「神猫黒猫さんは、神猫白猫さんに焼き餅焼かせたもんね」 僕は驚いて男の子を見上げる。 「シロを知っているの!?」
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