ジャックと愉快な仲間たち

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「フィリス!」 「あ、ジャック…今何時ー?」 「もう夕方だよ」 ジャックは窓から空を見上げてそう言うと、フィリスがゆっくりと起き上がった。 多分、夕食でも作るのだろう。 「あれ……なんか増えた?」 「さっきネズミ取りに捕まってるとこを助けたんだ、名前はガス」 「そっか、それと今日の夕飯はこっち持って来てやるから皆に言っといて」 フィリスはそう言ってから屋根裏部屋を出ていった。 「ガス、今のがフィリスだ」 「ななななんで僕たちと会話出来るの!?」 「俺もよくわからない」 ガスは此処に来てから驚いているばっかりだが、ジャックも最初はそうだった。 それから二人は屋根裏部屋を出て広い屋敷の中を案内して回るのだが、ジャックは急に足を止める。 ガスはそれに気付かず、見事にジャックに突っ込んでしまった。 .
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