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制服のポケットからレモン味の飴をとり出しながら、告白してきた男子ー柏木君を思い浮かべた。
どうしよう…
告白なんて人生初めて…だった気がする。
今まで好きな人なんて出来た事なんてないし、ましてや自分でも分かる程のひねくれた性格なのに…
飴を口に放り込みながら、物好きな人もいるんだなぁと、思った。
男子ってもっと、こう…
優しくて、クラスメイトの斎藤さんみたいないかにも『女の子』って感じか好きなんじゃないのかな…
…きっとそうに決まってる。
柏木君も、廊下にいた男子にバツゲームかなんかで言わされたんだ。
うん、明日断っとこう。
階段を下りてすぐ、使われていない教室が二つ。
そのうちの一つは、私が活動している部活の部室。
ドアの隣には、カフェの入口などによくある小さな黒板みたいなのに、≪相談部≫と書かれているのが立て掛けられている。
廊下からでも分かる賑やかさ。
一応ノックをして、部室へ入った
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