プロローグ

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「付き合ってくれって言われた。返事はいつでもいいって」 「ほぉほぉ…おちゃらけ柏木にしては真面目な告白だね~」 舞子は想像しながら笑った後、真剣な顔に戻してで?付き合うの?と言った。 …柏木君はクラスの中心的な感じで、今までろくに話したことないや。 クラスメイトとしか思ってなかったし… 「断る。多分バツゲームで言わされたかなにかよ」 「バツゲーム?どゆこと」 キョトンとした顔で聞いてきた舞子に、告白の経線を話すとジト目で見られ… え?なんでそんな目で見んの? 「…柏木カワイソ。まあ…好きじゃないなら断るべきだね」 「うん。多分私、恋愛とかどうでもいいんだよね」 「なんか凛って、自分の事なのに凄い客観的だよね~」 「……そう?」 一通り話した後、部活の事を忘れかけていた時に教室越しに注意されて、慌てて戻った。 相談部は、生徒が生徒に相談する部活。 勉強や人間関係、恋愛の事など学校生活の相談を聞く部活。 すごく変わった部活だよね… しかも相談の殆どが恋愛系ということで、片思いすらしたことのない私は、ごく稀に来る恋愛以外の相談を聞いている。 いつもは…お茶入れてたり。 なんて必要のない部員だろうと自虐的に笑ってみる。
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