第一章

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「それいがいには?何かないかな?」 「後は、中国のナタタイシって言う武神がいたんだけど、戦いに対しての知識を与えたのも、オモイカネだとされている」 その他にも、北欧神話や、ヨセフ黙示録にもオモイカネの名は出てきたようである。 彼は、近くにあった柿の種を口に放り込み、佐々木に向かって話始めた。 「こうしてみると、オモイカネの名前は色んな所で出てくるな。日本の神なのに、何故外国にまで伝わったんだ?」 「それについてだけど、北欧神話に書いてあったんだけど、『遠い東の国ジパングからやってきた知識を司る神』って。つまり、世界が一つだった事が、はっきりとし始めたんじゃないかな?」 佐々木が言う話はこうである。 世界が大陸変動等で離れていったが、その頃には、神々の存在があり、オモイカネは、最古の神であると推測される。 という訳だ。
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