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BAR「ラグナロク」、加藤と、佐々木がひいきににしている店であり、店長と呼ばれている人が経営している。
「店長、何時ものお願い」
「おお、少年。ソルティドッグと、マティーニだな、ちょっと待っていろ」
店長はカクテルを作りに入った。カチャカチャと、グラスの音が、静かな店内に鳴り響いた。
「待たせたな。しかし、最近来店が無くて心配したぞ。何かやったのか?」
「いや、歴史学のレポートをまとめてたんだ。店長、オモイカネの贄って伝承知ってる?」
店長は首を横に振った。加藤は、その話を話した。
「赤崎村か・・・面白い話だった。ありがとうよ。お礼に何かツマミを作ってやるよ」
「あざっす」
店長が厨房に向かった。
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