第一章

4/30
前へ
/37ページ
次へ
BAR「ラグナロク」、加藤と、佐々木がひいきににしている店であり、店長と呼ばれている人が経営している。 「店長、何時ものお願い」 「おお、少年。ソルティドッグと、マティーニだな、ちょっと待っていろ」 店長はカクテルを作りに入った。カチャカチャと、グラスの音が、静かな店内に鳴り響いた。 「待たせたな。しかし、最近来店が無くて心配したぞ。何かやったのか?」 「いや、歴史学のレポートをまとめてたんだ。店長、オモイカネの贄って伝承知ってる?」 店長は首を横に振った。加藤は、その話を話した。 「赤崎村か・・・面白い話だった。ありがとうよ。お礼に何かツマミを作ってやるよ」 「あざっす」 店長が厨房に向かった。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加