第一章

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進藤視点 嫌な夢をみた。世界が終わる夢を。変な化け物に、人々が切り刻まれ、小銃をフルオートショットしている俺に向かってくる化け物は、ダメージを受けているのかわからない形相で、爪で斬りかかった。そこで夢が覚めた・・・ 「お疲れですか?三佐。やけにあくびが多いようですが」 「ん?そうか?悪いな。ちょっと夢見が悪くてな」 「最近は上からの命令が多いですからね。大変でしょう」 部下に心配されるようなら、俺もまだまだだなと呟いたら、一つ階級がしたの隊員が苦笑してデスクに戻った。 彼は進藤和平。陸上自衛隊、三等陸佐である。本当は、国会秘密である、自衛隊強襲部隊の隊長である。要人警護や、テロリスト専用の部隊だが、本来は諜報部として、自衛隊に存在している。
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