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目の前で言い争ってるのは、長身のいかにも不良って感じに明るい金髪に着崩した制服のイケメン。
そしてもう1人は少し背は低いけどクリッとした大きな瞳が印象的な、やっぱり着崩した可愛いけどこれもまた不良。
「誰かあれ、止めないの?」
「いや…教師や生徒会でも無理だよ。」
「でも止めなきゃ昼ご飯食べられないよ?」
「こうなったら諦めるしかないんだよ。」
……ハァ、
ツカツカツカ……、
「ペシペシッ、迷惑でしょ。」
……………、
………………、
「「「ええ――――っッ!!!?!!」」」
「ちょっ、なんなのッあの平凡!!?」
「馬鹿じゃない?!!」
「何様ぁ??」
「死んだな。」
凄い言われようだな。
ん?何をしたのかって?
話し掛けても聞こえなさそうだったから、持っていた教科書で2人の頭を軽く叩いただけだよ。
叩かれた2人はそれはもう目ん玉落ちるんじゃないかってくらいに目を見開いてるよ、僕の顔を見て。
とりあえず僕は言い争いが終わったみたいだから、間を通って券売機へ。
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