0人が本棚に入れています
本棚に追加
「―――――!!!!」
ガーゴイルの胸の傷がふさがり、雄叫びを上げた。
「……もう一度言う」
吹き飛ばされた女は幽霊のように立ち上がり、耳にかけていたのか顎あたりまでの長さの深紅の前髪が、顔にかかり碧色の左目だけがガーゴイルを見つめている。
「――――!!!!」
ガーゴイルはまた雄叫びを上げ女の方に突っ込んで来た。
「あなたは狩る側ではない……なぜなら」
その呟いた女が左手に持っていた剣を投擲し、剣はガーゴイルの胸を貫いたその瞬間……
「!!!!」
ガーゴイルは内部から爆発し、ガーゴイルの内臓が至る所に飛び散り、女の体にも降り注ぐが気にした様子もなく呟く。
「なぜなら……私はあなたの天敵だから」
女はそう呟いた時に、眼帯で隠されているはずの右目が一瞬赤黒く光った。
最初のコメントを投稿しよう!