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「さっきそこで肉塊が私に話かけてきたから~吹き飛ばした時のかな?」
「あまりやりすぎたらダメよ」
アリスが無邪気に笑顔を浮かべているが、サクはやれやれといった感じで返した。
「肉塊が喋りかけてくるから悪いんだよ~」
「はいはい……じゃあ私は行くわ」
「うんまた新しい任務が出たら連絡するねぇ~」
サクはそういうと手を振るアリスに背を向け光を放つビルに向かって歩き出し、5つほど交差点を超えた所にあるボロボロのビルに入った。
「いらっしゃい」
中は外観とは違い小綺麗なバーのようになっていて、カウンターの向こうには年は取っているが服の上からでもわかるほど体格のよいマスターが立っている。
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