第1章-崩壊-

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職員室に戻った霧崎は早速堺の家に電話した プルル… ガチャ 霧崎「もしもし鎌城高校の霧崎ですが」 電話には堺本人が出た 堺「先生…すいません連絡も無しに休んでしまって」 霧崎「いやそれは大丈夫だよ。今日は何で休むのかな?体調悪いの?」 堺「いえ…学校に行きたくないので」 霧崎「え!?」 堺「すいません」 霧崎「何かあったの?昨日も何か言いたそうだったけど…」 堺「いえ…その…」 霧崎「…そうか。電話じゃ話しにくいだろうから今日学校が終わったら家庭訪問するよ。親御さんにもそう伝えておいて」 堺「…わかりました」 ―――今思えばこれが始まりだったのかもしれない…あの悪夢のような日々の……―――
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