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霧崎が電話を終えた頃2年1組は授業を受けていた
先生「えーこの作品で結局作者が伝えたかったことは何か…じゃあ大山君答えなさい」
国語の授業だ
当てられた大山は少し焦りながら立ち上がった
「えと…んと………わかりません」
先生「じゃあ隣の林原さん」
林原「はい!作者は~ということを主題として伝えたかったんだと思います」
先生「その通りですね。みなさん林原さんに拍手!」
パチパチパチ…キンッ
「なんか今拍手の後になんか聞こえなかった?」
「待って!静かに!」
…キンッ…キンッ
「なんだこの音?」
「金属音?」
先生「何騒いでるんだ!」
「先生は聞こえないんですか?」
先生「お前達の話し声はよーく聞こえるけどな。もう授業に集中しなさい。」
「はーい」
キンッ…キンッ…
結局授業が終わるまで謎の金属音は鳴り続けた
まるで何かを追い掛けているかのように音が大きくなったり小さくなったりしていた
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