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みんなが移動して最後に委員長が戸締まりのため教室の窓を閉めていた
だがそんな静かな教室に1人ぽつんと窓から教室を眺めていた
死んだ魚ような目で
委員長「沙恵ちゃん次は芸術だから、早く移動しないとチャイム鳴っちゃうよ」
沙恵「…………」
委員長「どうしたの沙恵ちゃん?体調悪いの?保健室いく?」
沙恵「…………」
そこに偶然教室の前を通り掛かった霧崎が教室に入ってきた
霧崎「委員長、どうしたの?」
委員長「あ、先生沙恵ちゃんの様子がおかしいんです」
霧崎「どうしたの?林原さん」
沙恵「…………」
委員長「さっきの授業は元気に先生の質問に答えてたんですけど…」
委員長がさっきから沙恵ちゃんと呼んでいるのは国語の授業で拍手を受けていた林原沙恵のことだ
頭はそこそこよく、優しい性格だ
だが授業が終わってからずっとこの状態だったようだ
霧崎「そうか…。じゃあ僕が保健室に連れていくから、チャイム鳴っちゃうから委員長は早く移動して」
委員長「わかりました」
沙恵「あはははははははは」
「「えっ!?」」
ガラッ
ザッ
霧崎「林原さん待って!!」
委員長「きゃぁぁぁ!」
ドシャ
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