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「やっぱ、あいつらじゃないとな」
1点入れて活気づいてる後攻チームを見てそれだけ言ってランニングに戻った。
その後いつものコースを走り、再び河川敷に戻ってきた。
もう夕方。流石に試合も終わって、グラウンドも綺麗に整備された後で誰も残ってはいない。
通り過ぎるひと気を感じ、そちらを見た。
「隼人……!」
確かにあれは隼人だ。
あの後ろ姿は忘れもしない。
毎日あいつに向かっていた俺が忘れる訳がない。
「おい隼人!」
だが彼は返事をしない。
少し歩いて彼は立ち止った。
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