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「セイジー!!公園行くで!!」
学校から帰って来たコトリが元気よく俺の部屋に駆け込んできた。
「自分、今ひまやろ!?」
「…バイトまでの少しの時間なら」
「じゃー、特訓や!!」
元気溌剌として俺の手を引いてコトリは部屋から出る。
そのまま家を出て行く姿を、家に居た関が見送っていた…
「なぁ、ヒヨリ」
「何?」
「セイジとコトリ、いつからあんなに仲良うなったんや?」
「さぁ?子供は順応性があるからねぇ」
「ままま、間違った事とかならんやろな!?」
「大げさやわぁ。心配せんでも大丈夫よ」
「そ、そうか?」
関とヒヨリがそんな会話をしていたことなど、2人は知らない。
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