セイジ。

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ジャガイモの皮をすべて剥き終えた時だった。 「セイジー!おるか!?」 関の野太い声がキッチンに響く。 「なんスか?」 「ちょっと片付けるの手伝ってくれ!!ええな、ユタカ!」 「どうぞ~」 「あ、じゃぁ、ちょっと行ってくるッス」 「多分今日はもうこっち戻れないと思うからこっちは気にすんな(笑)」 「…?」 関に促されて足早にキッチンを後にしたが、戻れないって…? 「片付けって、何を片付けるんスか?」 「部屋や!」 ドタドタと2階へ上がって行く。 ある一つの部屋の前に来た。
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