0章:深夜の学校と彼女降臨の儀式

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  少し現状を説明しようか。  現在時刻26:15、深夜。 この教室には何人ものクラスメイト、如何にも派手そうなことが好きな奴から、友達が居るのか、知らなかった、というような奴まで様々に集まっている。           ……嘘だ。  「準備できたぞ」  「了解」 この深夜の学校に居るのは僕と、 目の前にいる彼のたったの2人である。  「はじめるぞ」  「……おう」 僕は彼の開始の表明に合わせ、 紙の上に置かれた十円玉に、 その人差し指を乗せた。  
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