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「ばーか、だからそんな約束できねぇ、つってんだろ?
総悟…生きて帰ってこい。生きて帰ってきて、この満点の星空より輝いてるお前の笑顔を俺に見せてくれ…」
「銀…」
総悟が銀時の名前を呼びかけた瞬間
銀時はまた口づけをした
優しく、だけど激しく
数分して、口を離すと
総悟は立ち上がった
「もうそろそろで…行かねぇといけねぇ。」
「………っ」
「本当はもっと一緒に居たかったんですがねぃ…時間ってぇのは憎たらしいやつでさぁ…」
そう言いながら苦笑いを浮かべた総悟に銀時はなにも言えなかった
銀時も本当は分かっていた
だけど、総悟を信じていたかった。
この星空より綺麗に輝く愛しい恋人の死を見たくなかったのだ
ふと、銀時が総悟の顔を見ると耳元である言葉を囁かれた
銀時はその言葉をきいた瞬間
涙を流して愛しそうに微笑みこう告げる
「お前が…死んだらお前との約束、守るよ。だけど生きて帰ってきたら、あの約束守れよ」
「…へぃ、守ってみせまさぁ」
満面の笑みでそういうと
約束のちゅー、なんて可愛らしいことをいいながら軽くキスする。
今までで1番甘く、悲しいキスを……
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