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銀時が再び目覚めると
時刻は夜の11時。
急いで起き上がり行く支度をし、愛用のスクーターに乗り
約束の場所へ向かう
ちょっと早く来過ぎたかな、と思うと
大きな木下にはもう愛しき人物の姿が見えた
慌てて駆け寄ると
総悟は何故か悲しげな顔をしていた
「お待たせ、総悟…」
「………銀時…来てくれてありがとうでさぁ」
悲しげな表情のままそういうと、言葉を続けた
「今日は銀時に、どうしても伝えたいことがあったんでさぁ
何も言わずに聞いてくだせぇ…
昨日、土方さんから電話があってすぐ屯所に戻ったんでさぁ
そしたら、何故か近藤さんの姿が見当たらなくてねぃ。土方さんに全て聞いたんでさぁ。
近藤さんが、攘夷浪士に捕らえられたこと。
土方さんがなんとか近藤さんを助けてくれと頼んだら
交換条件を出してきたこと。
そして、交換条件の内容
近藤さんの変わりに
土方さんか俺がいけにえになること」
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