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下を向いて
ずっとずっと泣いてた
ばかみたいに
泣くことを続けた
(悲しい時は上を向いて?)
誰かが、そう囁いた気がして
(上を向いたら)
(涙って止まるんだっけ…)
そう思いながら
私は空を見上げた
見上げた先には、
涙も乾いてしまうんじゃないか
と、思えるくらい
眩しく照りつける
太陽があった
それでも私の涙は
止まらなかった
自分と正反対の空を見て
もっと沢山の涙が出た
空の色が涙に映って
きらきら
きらきら
そしたら
私の涙が空にうつっちゃって
空は沢山の涙を降らした
もう私の涙か空の涙か
解らなくなるくらい
ずっとずっと一緒に泣いた
しばらくして、
いつの間にか
涙が止んでることに気付いた
すると空も
涙を流すことを止めた
太陽が笑いかけるから
私も太陽に向かって微笑んだ
(ありがとう)
きみのおかげだよ
と、付け足して
まるで私を包み込んで…
抱き締めてくれてるかの様な
空に恋をして...
きみは私の空
きみは私の光
きみは、私の太陽
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