竹取物語は、

起

　月が紅くなる回数ほどの罪を犯しなさった時、ようやくそれが露見され、彼女は罰を受けなさいました。それが、地上という監獄への留置でございます。
　しかし、それには一つリスクが伴いました。彼女が地上で同じ行為を繰り返しなさる可能性があることです。そこで天人は、男女の関わりが乏しい日本へ、短期間送ることにしました。