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 別れの日。かぐや姫は、自分がすでに帝を愛し申し上げなさっていることに危機を感じなさり、未来、自分が帝のことを忘れられずに天上を抜け出し、地上に来て帝を殺め申し上げる事のないよう、帝に不死の薬を献上なさいました。  しかし、彼女の気持ちに気付いていたのは天人も同じでした。彼女が帝を殺めなさるため再び地上に舞い降りなさることの無いよう、天の羽衣を着させ申し上げ、彼女の地上界での記憶を消したのです。
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