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生徒の何人かは体育館へと向かい、教室には三、四人程度残って居た…。
和夜「ん~…どうする?」
佳那「体育館に行くしかないんじゃないかな?」
和夜「まじかよ…」
すると一人の生徒が話に割り込んできた。
生徒「体育館に行けば死ぬだけだよ…魔界からの脱出なんて不可能さ!!」
和夜「あぁっ!!誰だ!お前?」
生徒「はぁ、なんで同級生が分からないのかなぁ~、影伊 利春(カゲイ トシハル)だよ!!」
和夜「あぁっ!!薄い影!!」
利春「薄くねぇ~よ!!」
佳那「ねぇ…影伊君?なんで体育館行くと死ぬの?」
和夜「それだ…なんでだよ?」
利春「鈍いなぁ~ここは魔界だぞ?普通の人間が敵なわけ無いだろうが!!」
佳那「じゃあ、誰が敵なのさ?」
利春「悪魔さ!!」
和夜「悪魔って(笑)まぁ~たぁ~冗談を(笑)」
突然他のクラスメイトが教室に逃げ込んで来た。
和夜「おい!!大丈夫か?血だらけじゃないか!!」
生徒「助けて…悪魔が…みんなを…」
利春「落ち着きなさい?何があったのですか?」
生徒「実は…助かりたい為に体育館に数人で行ったら、そこには化け物が居て…みんなを…食ってたんだよ!!戦う奴もいだけど…変な魔法使ったら燃えたり…体が真っ二つになったり、恐ろしくて……うぅっ…」
利春「やっぱりか…」
和夜「なんだよ…それ…」
佳那「酷い…。」
利春「さぁってと俺は一足先にずらかるぜ!」
和夜「なっ!てめぇ、さっき脱出不可能って…」
利春「言ったなぁ~、俺はこの事件の犯人を知ってるからな…先にずらかるぜ!」
佳那「私達も連れて行ってよ!」
利春「ふざけるなっ!何人も行ったらかえって目立つんだよ!」
和夜「なっ!!」
佳那「…気をつけてね…」
利春「まぁ…せいぜい頑張れよ!」
利春は一人で教室から出て行った。
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