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電話のやりとりを聞きながら、
『明日、どうなっても知らないぞ』と一人、ほくそ笑む。
電話したのは、真中だからな。
「とりあえず、寝るぞ」
時間も遅いし、何より明日は早そうだ。
「ベットはあっち・・私はこっち」
ソファーを指さして、移動しようとする真中。
「ベットがあるのにわざわざソファーで寝る奴があるか。
行くぞ」
「だって・・・」
また、元彼か・・・
仕方がない。
「うぉ!何!」
抱きかかえると可愛げのない声を出す真中。
「俺(様)が、寝るベットだ」
そう言うと、脱力感丸出しで笑う真中。
ベットに連れて下ろしたと同時位に眠りに着く。
「プッ」
早すぎだろ。
某キャラクターより早い、神業を見せつけられ噴き出す。
それでも、しっかり俺の・・・
元彼の服を握りしめてる手がいとおしく感じた。
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