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「課長ぉ、お疲れさまでした」
隣に座ったのに、チラっと見ただけで何も言わない課長。
半強制的に、コップにビールを注ぐ。
一瞬、課長の顔が嫌そうな顔をした気もするけれど、ここで引いたら何の進展もないんだから!
「課長、次も大きな仕事なんですよね。
毎日、帰りが遅くなって彼女さんとか怒らないんですか?」
普段、プライベートな話しを一切しない課長。
このチャンスを生かして、聞けるだけ聞いて材料集めしないと!
下準備は大事なんだから!
「そう言う、河野も残業続きで、大変だったんじゃないか?」
こちらの質問に対しての返事じゃないし!
私は、課長の事が知りたいのに!
「私ですか?
大丈夫ですよ!」
仕事好きだと思わせといた方が課長には好印象だろうし。
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