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「起きて、朝だよ」
遅くまで起きてたことは知ってるけれど、それでも朝はやってくる。
起きてご飯食べて仕事に行ってもらわないと。
ん~~~なんて言いながらもぞもぞと布団をかぶりなおす。
「起きて、遅刻するよ」
2回目までは優しく起こす。
それでも起きない場合は・・・
ガっと布団をひっぺがし、
枕をガっと引き抜く。
毎朝、何事が起ったのかって表情で起きる彼が愛おしい。
「おはよう」
そう挨拶すると、頭上に置いてある眼鏡に手を伸ばし『おはよう』と返してくれる。
そんな何気ない朝の風景。
たったそれだけのことで幸せを感じる。
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