第四席 七月七日

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七月のある日、大罪を犯して続ける六人に真っ白な羽と共に一通の招待状が届きました。 招待状の内容はと言うと “皆様、お元気でしょうか? 突然ですが、来る七月七日の正午に“神崎ビル”と言うビルの三階においで下さい。 時間厳守でお願いします。” との内容でした。 そして、七月七日の午前11時59分 集合場所には招待状を貰った全員が集まりました。 時計の短い針と長い針が真上を向いた瞬間、皆がいた部屋の明かりが消えてしまいました。 「皆さん、よく時間通りに来てくれましたね」 陽気な声が暗闇の中に響いたかと思うと突然、明かりがつき、さっきまでは無かった長テーブルと人数分の椅子に料理が並んでいました。 「何時もと違い、1人足りませんが、思う存分楽しみましょう? 今日は、あなた方の記念すべき誕生日ですからね、ふふ」 しばらくの間、皆は声の主を睨み付けていましたが、気だるそうな声が聞こえたと同時に皆、睨むのをやめました。 「そういえば、そうだったね」 それに続いて、眉間に皺をよせイラついたような顔をした青年が口を開きます。 「なんで、飛鳥がいねぇんだよおかしいだろっ」 その問いに、あの陽気な声が答えます。 「おやおや、ご存知ありませんでしたか。 彼なら、一週間程前に・・・・・・・死んじゃいましたよ?」
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