序章

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私、海藤彩香(カイトウ アヤカ)には悩みがある。 私立大学の4年なのだが、彼氏も今までいたことが無く、就職も決まっていない。成績も危ういのである。 それに対して、弟である晃介(コウスケ)は、短大の2年で、成績優秀で、彼女もいた事があり、就職もほぼ内定をもらっていた。 親や祖父母からは、早く就職しろとばかり言われ、その都度怒られている。 私は、こっそり 自分が一番目指してる会社でバイトをしていた会社を受けたのだが、一次審査で落ちて、やる気を無くしていた。 やる気が出ないまま学校に向かう毎日だった。 あのノートと万年筆に出会うまでは…。
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