0人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなある日、大久保の弟の誕生日らしくて家に招待された。
学校が終わってから、少し遊んでそれから向かうつもりだ。
でも大久保バイト入ってるって言ってたな。
7時には終わるようにするって言ってたから、それまでにいけばいいか…。
学校が終わって、校門ですぐに大久保とわかれた。
俺達は、いつも通りゲーセン。
一通りのゲームをして、自動販売機で飲み物を買う。
自動販売機の近くにあるUFOキャッチャー…。
なんとなく気になって仕方がない。
景品は、かわいいウサギだの、ネコだの、クマだのの人形。
単に景品のなかにネコがはいっているからではないと思う。
いやまぁ・・・ネコにゃんなら何でもほしいがねぇ!!!
とまあこんなことはおいといて・・・
大久保の弟・・・男だけど人形とか好きだろうか・・・。
やっぱ男の子なんだからかっくいーラジコンとかの方が好きだろうか・・・。
誕生日会に誘われたんだから、プレゼントくらい持っていったほうがいいよな。
「なあ桐島。」
「なんすか、桑原さん」
ジュースを飲んでいたのをいったんやめ、俺の方に向きなおした。
「大久保の弟にどんなプレゼントがいいとおもう?」
「あー誕生日プレゼントっすか!?んーそうっすねー・・・・。」
悩む桐島。
こいつにも弟いるからなんかヒントになるかと思ったけど、そう簡単に案は出てこないか。
「いやいい。もう一回考えてみる。」
「そういや大久保、俺の弟が少女趣味で好みが掴めなくて困るって言ってたな。
男の子だからって車とかピストルじゃなくてもいいんじゃないですか?」
途中から口をはさめた沢村。
「そうか・・・。コレでもいいと思うか・・・?」
UFOキャッチャーを指差して言う。
「おぉー!!いいんんじゃないっすか!!?絶対喜びますよ!」
そう言ってくれる桐島。
「よし!これで決定だ。」
最初のコメントを投稿しよう!