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「想像していた人と全然違った。 あの人のことだから、もっとまじめな人と一緒にいるのかと思った。 あ、だからって桑原君が真面目じゃないとかそういうことじゃないのよ? 話に聞く限りとてもいい人そうだし、見た目がちょっと怖いかな…って それくらい・・・」 ニコッと笑う吉野には、一切飾りがなくて、純粋にかわいいと思った。 「桑原さんはいい人っすよー!ケンカはすごい強いんですけど、ネコ愛好家でね。」 「おいおい、桐島。余計なこというなよ?」 俺たちが話している間もずっと笑っていて、愛嬌がいいというか、自然になじんでくるから違和感がない。 「仲いいのね」 そう言われて嬉しかった。 「そりゃぁそうっすよ!なんてった俺たちは桑原さんを尊敬してますから!!桑原組です!」 「なんだよ、その桑原組って・・・」 一気に場の空気が和んだ。 吉野も笑ってくれている。 俺の膝の上に、女の子が座ってきて 「あたしもくわばらぐみのひとりなのー。くばわらさんすきー。」 って言ってきた。 「うはははははは!!!小さい子供にもモテちゃって、照れますなぁ。あひゃあひゃ!」 そうふざけながらふと吉野をみると相変わらず、ニコニコしていてくれてた。
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