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『僕らの愛は永遠だ』
でも僕らは所詮人間で永遠に人を愛することなんて不可能に等しい。
だけど彼女は愛は永遠だという
― 決して僕達は相容れない
わかっているから、それから目を反らす
もうそれも終わりにしよう、彼女がそう望んでいなくても。
僕が終止符を打とう
「俺、好きな人ができた」
『 』
嘘だ、好きな人なんつ最初からこの世にいない
「だから、別れよう」
『 』
彼女の心が目に見えるように壊れていくのがわかる
その場に崩れる彼女。
滑稽すぎるその姿を横目に背を向けた。
口角が上がる、この優越感―。
僕は
吐き捨てるように
笑いを堪えながら
明らかに感情のこもってないその言葉を
ゆっくりと
崩れている彼女の耳に
一文字も零さぬように
言い放った。
「 さ よ う な ら 」
そう言った後、僕は滑稽すぎる彼女の姿が見たかったが振り返らない
彼女に希望を与えない―。
それが僕が最後に彼女に出来ること
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