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普通の僕から狂った僕に一年以上も変わらない永遠の愛の話。
限界だ―。
僕の中に渦巻いていたモノが爆発した
「 さ よ う な ら 」
僕は彼女に別れを告げた
彼女の元から離れた。
一年以上聞かされてきた永遠の愛の話を一文字、一文字、踏んでいくかのように歩く。
彼女は崩れ落ち、僕は優越感に浸りながら彼女に背を向け歩く。
本当に
これで最後だ
「…っ!!!!」
後ろからものすごい衝撃、ともに痛みが込み上げた。
僕はその場に崩れ落ちた。
それと同時に彼女を見上げた。
彼女の手には銀に光る鋭い刃物―。
明らかにさっきとはお互い違う立場になっている
「…っな、何故…!!」
痛みに堪えながら、彼女に問う。
『裏切り者と永遠の愛を創るなんて、そんなの愛でも何でもないわ。』
刺したことへの驚きや反省など無いような喋り方。
こいつは狂ってる。今も昔も。
こいつの目に僕はどう見えてる?
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