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『私達の愛は永遠だ』
そう、私も愛は永遠のものだと思う
だけど彼は愛は永遠だなんて不可能に等しいという
― 決して私達は相容れない
わかっていても、それから目を反らす
彼もそれを望んでいるはず。
だけど、彼は私の希望を打ち砕いた
「 」
『どうして…!なんで…!!』
彼は私に絶望の言葉ともいえる言葉を吐いた。
「 」
『いやっ!別れたくない…だって、だって…』
私の心が音を立てて壊れていくのがわかる
視界が霞む、私を支える何かが無くなって、その場に崩れ落ちる
何故、何でなの…?!
涙で視界が霞む中、少し顔を上げると彼は無表情で私を見下し、背を向けた
歯を食いしばる、彼に対する激しい憎悪―。
私は
彼から吐き捨てられた
その言葉を
ひしひしとと伝わる、その心無き言葉を
ゆっくりと
私を弄ぶかのように
一文字も聞き逃さぬように
聞かされた。
「 さ よ う な ら 」
そう言って、彼は一回も、一瞬も振り返らず
私から離れていく―。
その姿からは希望を感じない
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