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とある学校……。
「あーーっ!つまんねぇ!早く軍事演習行きてぇ!」
かなり歪なことを大声で呟いている(?)青年、嶋龍平は、机の上で頬杖をつきながら空を見上げた。
「あの、…そんなこと教室では……ほら、みんなみてますよ💧」
龍平の前に座っていた少女が控えめに話しかける。
「まあ、今日の放課後は、自衛隊の皆様と合同軍事演習だ。それまで我慢することができないのかぁ?💧」
二人に歩み寄ってきた青年、山下秀也は、あきれた様子で話し掛けた
「だってぇ………💧」
やれやれと秀也は頭を抱えた。
こいつのオツムはガキかぁ…💧こいつがリーダーで良かったのかなぁ。
「おい、麻希もなんか言ってやれよ💧」
麻希と呼ばれた少女はどうすれば良いのか解らず俯いてしまった。
「あ、わりぃわりぃ💦」と、秀也は謝る。
「そういえばラズナとアリーナは?朝から見かけてないけど……?」
秀也は再び頭を抱えた。「お前聞いてなかったのかよ?あいつ等は今回の軍事演習の説明を聞きに行ってるんだよ。ようは事前ブリーフィングってとこだ。」
龍平はなるほどといった顔を見せた。
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