平穏

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(1) とある学校……。 「あーーっ!つまんねぇ!早く軍事演習行きてぇ!」 かなり歪なことを大声で呟いている(?)青年、嶋龍平は、机の上で頬杖をつきながら空を見上げた。 「あの、…そんなこと教室では……ほら、みんなみてますよ💧」 龍平の前に座っていた少女が控えめに話しかける。 「まあ、今日の放課後は、自衛隊の皆様と合同軍事演習だ。それまで我慢することができないのかぁ?💧」 二人に歩み寄ってきた青年、山下秀也は、あきれた様子で話し掛けた 「だってぇ………💧」 やれやれと秀也は頭を抱えた。 こいつのオツムはガキかぁ…💧こいつがリーダーで良かったのかなぁ。 「おい、麻希もなんか言ってやれよ💧」 麻希と呼ばれた少女はどうすれば良いのか解らず俯いてしまった。 「あ、わりぃわりぃ💦」と、秀也は謝る。 「そういえばラズナとアリーナは?朝から見かけてないけど……?」 秀也は再び頭を抱えた。「お前聞いてなかったのかよ?あいつ等は今回の軍事演習の説明を聞きに行ってるんだよ。ようは事前ブリーフィングってとこだ。」 龍平はなるほどといった顔を見せた。
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