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会話からも解るとおり、彼らは普通の高校生でわない。日常の会話に軍事演習やらブリーフィングやらを交ぜてくる高校生なんてこの国にはそうそういない。
彼らは高校生。しかしそれは表向き。
………SPKA(StatePeaceKedpingArmy)
国家治安維持軍……
それが彼らの実体。
この国は平和であるがゆえに、軍事施設のそれらしいものはなかった。
ただある歴史てき世界大戦が起きたとき、この国は巻き込まれた。
巻き込まれ、押しつぶされ、もみくちゃにされ、………
なにも武力介入などしていない。ただ、大戦の間にいた。それだけで国は壊滅的なダメージを負い、復興のために何十年と言う月日が奪われた。
もうこんな目には遭いたくない……。
そんな想いから立ち上がったのが、SPKAである。
SPKAはその主軸が、16~18までの、全国の高校から選ばれた若者であり、無理なく、無駄なくがモットーになっている。
その一個人が無理なくこなすことができるトレーニングプログラムが組まれており、適材適所で、配備が行われている。
例えば、スタミナがあり足が速い人は陸軍、頭がキレる頭脳派の人はオペレーター、もしくは海軍に配属されるといったぐわいだ。
18歳以降は、残るか残らないかは兵士の自由である。
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