第十二幕

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朔次郎 「お待たせしましたっ!ってあれ?莉亜さん。この人は誰ですか?」 朔次郎は首を傾げて、莉亜に聞く。 莉亜 「フフッ…彼は吉田栄太郎…私の友人ですわ。朔、ご挨拶なさい」 朔次郎 「はっ、はい!…初めまして!佐野朔次郎です!」 吉田 「ふぅん…」 朔次郎の挨拶に、吉田は興味が無いようで、素っ気なく返す。 莉亜 「栄太郎…挨拶をされたのだから、しっかりなさい。失礼でしょう?」 吉田 「何かその喋り方気持ち悪い…」 吉田はボソリと呟いた…が、莉亜には聞こえていたようで、莉亜は吉田を睨んだ。 しかし、すぐにニッコリと笑って、朔次郎に体を向けた。 莉亜 「ごめんなさいね。栄太郎ったら、昔から人見知りが激しいのよ;;だけど、悪い人じゃないのよ?根はとても良い人だから、心配はいりませんわ」 朔次郎 「はっはい!」 莉亜はフフッと微笑み、朔次郎の頭を優しく撫でた。 .
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