458人が本棚に入れています
本棚に追加
永倉
「よぉ!莉亜と佐野じゃねぇか!逢引かぁ?」
甘味処に行く途中、ニヤニヤとしながら話しかけてきたのは永倉であった。
朔次郎
「ああああ逢引っ?!」
原田
「ん?怪しいなぁ!絶対逢引だろ!佐野もやるなぁ。屯所で人気の超絶別嬪な莉亜と逢引なんてよ!」
羨ましいぃ!と言いながら、ガハハと笑うのは、永倉の隣りにいた原田。
朔次郎
「そそそそんなっ!///莉亜さんとは逢引なんて言う疚しい関係では…//」
永倉
「なにいっ!疚しい関係じゃないって事はまさか、恋仲か?!」
朔次郎の言葉に食い付いた永倉が朔次郎の肩を掴み、大きく揺すった。
朔次郎
「うっ…やめてっ…くださっ」
永倉
「言え~!莉亜とは恋仲なのか?!違うのか?!」
永倉のあまりに恐ろしい顔に朔次郎は泣きたくなった。
朔次郎
「莉亜っ…さんとは、恋仲ではっ…ありませんよぉぉぉっ…!」
永倉
「よかったぁぁぁ!」
朔次郎の言葉に、永倉は肩から手を離し、安心したようにホッと息をついた。
.
最初のコメントを投稿しよう!