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―ゾクゾクッ
ようやく莉亜の殺気に
気付いた二人は
あまりの殺気に身震いした。
「こんの変態!!」
ブスッと二人に
莉亜の言葉の矢が刺さる。
「助平!!」
―グサッ
「「うっ…;」」
「最低男!!」
―ザクッ
「「うぅっ…;」」
「大っっ嫌い!!」
―グサグサッ
「「(泣)」」
それだけを言い残して
莉亜は部屋を飛び出した。
二人だけになった部屋は
シーン…としていた。
そして二人の溜め息が
重なり…
「「嫌われた…」」
と、同時に呟いた。
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