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「やっぱりお団子は美味しいですね♪」
団子を食べながら歩いている男の子
長い髪を高い位置で結い
顔は綺麗で
女性にも見えるであろう
そんな彼の名は
沖田 総司
「食いながら歩いてんじゃねぇよ…」
沖田の横を歩きながら注意する男は
少し長い髪を
後ろで一つに結い
かなりの美男だ。
彼の名は
土方 歳三
「全く、土方さんはお堅いですねぇ…そんなだから土方は土方なんですよ♪」
ニコニコと笑いながら言う沖田
「意味分かんねぇよ!」
ついついカッとなって
言い返す癖は
土方のお子様なところだろう。
と、その時
沖田が不意に真剣な顔になった。
「土方さん…」
そんな沖田に土方も真剣な顔になり
遠くを睨み付けた。
「血の臭いがプンプンしやがる」
そう言った瞬間……
「きゃあぁぁぁ!」
遠くから女性の悲鳴が聞こえた。
「総司…!」
「分かってます。行きますよ、土方さん!」
そう言い
二人は血の臭いがし
悲鳴が聞こえた方へ
走り出した。
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