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「ねぇ、乃斗? 今日は楽しかった?」
「ひゃべぇひぇひゃひぃ!」
「ちゃんと喋りなさいよ」
それは無理です。なぜならあなたに手足を縛られて、口には猿轡を嵌められてるんだから。
なぜ拘束されてるのかって?
俺にも訳が分からないんだよ。家に帰って来たら頭に強い衝撃が来て気づいたらこの状態だったんだ。
「ねぇねぇ。誰に断って他の女と遊んでるのよ」
おかしい、別に早姫姉に了承を得なくても遊びに行ってもいいはずだ。
「私の気持ちも知らないで。そうだわ! 今後こんな事が起こらない様に乃斗を監禁しちゃおうかしら」
そんな楽しそうに物騒な事を言わないでください。
「私だって乃斗とデートなんてした事無いのにあの女許さない。どうしてやろうかしら」
怖い怖い、早姫姉怖いって。
急にどうしちゃったんだよ、なんかいつもの早姫姉と様子が全然違うんだけど。
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